学歌

1.
永久に揺がぬ みのり聞き
寄する思想の 波しずめ
久遠の光 まどかなる
真理の大樹 栄ゆけば
見よ黎明の 空澄みて
吾等が学府 光輝あれ

2.
仰げば高き 雪山の
姿をうつす 御教に
おもいをはせて たゆみなく
心をみがく 幾千の
同信の友 相集う
吾等が学府 光輝あれ

3.
世運の流れ 遷るとも
正法萬古 変わりなし
公孫樹の蔭に 法幢を
真心こめて 守りゆく
若き学徒の 相集う
吾等が学府 光輝あれ

龍谷大学学歌は、1933(昭和8)年に学歌作製委員会(学生代表2名・大学院研究科代表2名・教授2名)が歌詞を公募し、作曲は当時世界的に有名であった山田耕筰氏に依頼しました。
山田耕筰氏は、「からたちの花」「この道」などが有名ですが、旧制大学の学歌も多く作曲しており、龍谷大の他、同志社大・関西学院・関西大・一橋大(創立順)なども山田耕筰氏の作曲です。
山田耕筰氏は晩年に「自分は各地の校歌というものを随分沢山作曲(一説には3,000曲以上)しているが、その中で、心を込めて作り、自信のあるものが三つある。その一つが龍谷大学の学歌である」と語っておられたそうです。
(1960年頃 山崎昭見 元校友会長がご本人に直接伺う)