校友KIKOU すべてのご縁に感謝し、「土地・建物のかかりつけ医」としてこれからも不動産と人とを繋いでいく

2023年11月掲載
※所属・役職・記載内容等は掲載時期のものです

校友KIKOU 木村 友昭 さん
校友KIKOU 木村 友昭 さん

木村 友昭 さん

卒業年:1998年、卒業学部:経営学部
所属サークル:野球サークル(WhiteWingだったかな?)
所属ゼミ:野間ゼミ

三基ビルテック株式会社

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学生時代は経営学部に所属し、兵庫県から通学していた上に、夜間に建築専門学校にも通うなど、とにかく忙しい毎日を送っていました。沢山の楽しい記憶がありますが、特に3回生から所属した野間ゼミで出会った人のご縁は私の宝物です。就職活動では建築業界を志し、就職課の方がとても親切にアドバイスをして頂いたことは今でも記憶に残っています。

大学卒業後は約400名の従業者が在籍する設計事務所に就職が決まり、その中でも不動産を取り扱う部署に配属されました。毎日企業の人事部長や支社長に向けて源泉(飛び込み)営業を行い、転勤者への借上げ社宅の斡旋から始まり、事務所の移転や倉庫・工場の紹介、社宅の売却等の業務に携わりました。また、土地・建物所有者のチームに所属後は、土地活用の提案や賃貸マンションの企画・募集・管理などの業務を経験させて頂き、学生時代よりさらに忙しい毎日を送っていました。

社会人7年目の時に父に病気が見つかり、予後が見通せない状況となったのを理由に設計事務所を退社して、父が営んでいた会社の後を継ぐことになりました。平成21年に代表取締役となり、「土地・建物のかかりつけ医」的な立場で、賃貸マンションや事務所、店舗等収益不動産オーナーに、管理業務を通じて、空室の解消や家賃の入金管理、リフォーム等を行っています。また、土地所有者に駐車場管理や土地活用の提案を行う中で、かかりつけ医では解決できない課題については、専門医である各士業(弁護士・司法書士・鑑定士・土地家屋調査士・税理士など)の方とワンチームで課題解決に取り組んでいます。大切な資産をお預かりする仕事は社会的責任も大きく、緊張する場面も少なくありませんが、同じ不動産でも不動産を所有する人によって課題や解決策の提示が異なるこの仕事に、やりがいを感じる日々です。

大学卒業後20年を経過してから、龍谷大学の卒業生が集まる不動産の交流会の存在を知り、現在参加させて頂いています。年齢層も幅広く学生時代の環境も異なりますが、全員が龍谷大学出身者ということで、普段では聞くことが出来ないような情報を教えて頂けたり、年齢が離れた先輩がとても優しく親切に接してくださったり、龍谷大学で頂いたご縁は卒業後も続いていることに感謝の気持ちです。

今後も様々なご縁を頂きながら、土地・建物のかかりつけ医として、不動産で悩まれる方に安心していただけるような活動をしていきたいと思っています。