海外で活躍する校友

中垣 顕實  ナカガキ ケンジツ

文学部  史学科 1983年卒  福間 光超ゼミ

僧侶
ニューヨーク平和PRFファンデーションの創始者・会長

ニューヨーク在住の浄土真宗・僧侶です。 現在、ニューヨーク神学校インターフェイス伝道学博士課程を2012年5月に終え、無事卒業、その論文の出版の準備中です。今もNYインターフェイス・センター副会長、コロンビア大学宗教アドバイザー、ニューヨーク市警察コミュニティ・リエーゾンを務めています。以前には、ニューヨーク本願寺仏教会前住職(1994年~2010年)、ニューヨーク仏教連盟前会長(2001年~2005年)、NY日系人会理事(1994年~2010年)などを務めました。 1961年3月11日、大阪府茨木市で生まれました。

僧侶歴としては、1980年に得度し、1983年に京都の龍谷大学仏教史学科卒業(海外開教使養成コースを受講、終了)しました。その後、大阪府高槻市にある行信教校で梯實圓師より真宗学を学び,1985年に海外開教使として西本願寺より北米開教区に派遣されました。

最初のお寺はシアトル別院(1985年ー1989年)、それてパレア仏教会(1989年ー1994年)を経て、1994年にニューヨーク本願寺仏教会へ赴任したのです。2010年2月に米国仏教団から勤続25年の表彰を受けました。

学業に関しては、1994年にカリフォルニア州立大学フレスノ校で言語学修士課程を終了し、15年を経て(NY本願寺に専念していました)、2009年よりニューヨーク神学校でインターフェイス伝道博士課程を取得し始め、2012年5月に無事終了致しました。

1994年から毎年8月5日に広島・長崎原爆法要「恒久平和の日の集い」を主催し、2002年から毎年9月11日にハドソン川での9.11同時多発テロ犠牲者追悼灯ろう流しを企画する等、仏教の精神にも基づいた平和を訴える活動を展開しています。 実は、本も2冊書いています。『ニューヨーク坊主、インドを歩く』(現代書館、2003年)と『マンハッタン坊主、つれづれ日記』(現代書館、2010年6月)です。是非とも購入して読んで頂きたく思います。現在、3冊目の本を執筆中です。 南無阿弥陀仏。