学術・ボランティア

永江 雅俊  ナガエ ガシュン

文学部  史学科 1969年卒 

ベラルーシ・福島の被爆した子ども達の支援 浄土真宗本願寺派天寧寺前住職 第24回(2013年)龍谷特別賞受賞

1986年チェリノブイリで原子力発電所が爆発し、最大被災国ベラルーシの被曝した子ども達が転地保 養する事で健康が回復する世界的「里親運動」に共鳴し、1993年、NGO日本ベラルーシ市民友好協会を 設立する。 毎年一ヵ月18年間慢性放射能障害に苦しむ子ども達、延べ89名を北海道の寺に迎え里親をしてきた。

また、現地の被曝地30kmゾーンに17回足を運び調査や支援物資を手渡す等物心両面で支える国境を越えた活動は、ベラルーシの人々の心を打ち記録映画が制作され北欧数か国で放映される。 活動は日本各地の人々に支援され「地球は家族です。世界から核兵器と原発をなくして下さい」とい う子ども達の願いを、講演や執筆活動あるいはTV等のメディアを通じ全国に発信している。福島原発 の事故後は、放射能汚染による被曝した子ども達の短期保養の運動等、啓発と実践を行う。ベラルーシ 支援も継続している。 その成果を称えられ、2013年度「龍谷特別賞」を受賞されました。


2013年度龍谷賞授賞式にて