2022年10月掲載
※所属・役職・記載内容等は掲載時期のものです
本山修験宗総本山 聖護院門跡の秋の見どころ
聖護院にも紅葉する木々が植えられており、中庭からその秋色を望むことができます。11月上旬から色付き始め、中旬~下旬には見頃を迎えます。10月末には書院の復旧工事も終わりますので併せてご参拝いただければと思います。
復旧される書院は京都御所から移築された建物で、宮様が使われる前(京都御所にあった頃)は後水尾天皇の側室の一人・隆子様がこの書院にお住まいでした。側室の方がお住まいになられる建物、つまり女性のための建物という事で、建物内には繊細な装飾品や色使いが多く見られます。釘隠しと呼ばれる飾り部分が折れ文(当時のラブレター)の形をしているのが代表的だと思われます。その他繊細な装飾にも目を留めてご拝観ください。
真言宗泉涌寺派総本山 御寺泉涌寺の秋の見どころ
泉涌寺に紅葉する庭園内樹木は数本とそれほど多くはないですが、山から吹いてくる冷たい風によって順々に色付いてきますので同時期に緑、黄、赤のコントラストが楽しむことができます。紅葉が始まる時期は比較的早く、11月上旬には色付き始め、中旬になれば十分過ぎるほどに染まってきますので3色の色合いを楽しみたい場合にはお早めの拝観をお勧めします。
また、古文化保存協会の特別拝観・公開が各寺院で行われ、泉涌寺でも以下の期間中「本坊・霊明殿」や「舎利殿」を公開します。こちらも併せてご参拝ください。
※「泉涌寺 本坊・霊明殿」および「泉涌寺 舎利殿」は別途入山料500円が必要です。写真撮影禁止の場所もありますのでマナーを十分に守って拝観してください。
10/9(日)~10/20(木) 泉涌寺 舎利殿(東山区)
11/6(日)~11/26(土) 泉涌寺 本坊・霊明殿(東山区)
※11/12(土)・11/13(日)拝観休止(その他特別拝観・公開参加寺院はこちらから)
もう一点、泉涌寺は京都菊花会に協賛しており、例年通りであれば今年も菊花の展示を10月16日~11月の期間で行われます。紅葉とは違った秋らしい写真が撮れると思います。
浄土宗西山禅林寺派総本山 永観堂の秋の見どころ
永観堂は紅葉で大変有名です。古今和歌集で「モミジの永観堂」と詠まれるほどに美しい紅葉が境内を彩ります。約3000本のモミジが植わっていますのでどこを撮っても秋らしい光景を映し出すと思います。色付き始めるのは恐らく10月下旬~11月上旬からだと思います。
また毎年寺宝展と夜間のライトアップも行っておりまして、昼と夜で違った雰囲気の紅葉をお楽しみいただけます。
本山修験宗総本山 聖護院門跡
京阪電車「神宮丸太町駅」徒歩6分
真言宗泉涌寺派総本山 御寺泉涌寺
京阪電車「東福寺駅」徒歩15分
浄土宗西山禅林寺派総本山 禅林寺
京阪電車「三条」から市バス「南禅寺永観堂道」下車、徒歩3分