旅行研究会 『幻の60周年記念大同窓会』を開催する

2025年7月掲載
※所属・役職・記載内容等は掲載時期のものです

旅行研究会OBOG会

伊東 道純 さん

卒業年:1973年(昭和48年)
卒業学部:文学部

4月20日(日)、午後5時から標記の会を本願寺聞法会館内のがんこ寿司にて開催した。 「幻の」とあるのは、コロナ禍によって部員が入らず旅行研究会が廃部になってしまったからである。50周年のときは現役部員も一緒に深草学舎で盛大に行われたのに、10年後は…ああ諸行無常。

一冊の名簿を頼りに恐る恐る50年ぶりに先輩に電話を掛ける。「もしもし○○さんですか」「はい、そうですが」「旅研の△△ですが、お久しぶりです」とこんな感じで、おひとりおひとり。やがて点が線となり、その線が繋ぎ合って、消息がほぼ明らかに。今回の案内は、第1期から第13期までの卒業生、45名に限定した。互いに懐かしさを感じる範囲はこれぐらいが適当かと。

さて当日、受付のある控室の段階で既に盛り上がっていた。交わす言葉は「久しぶり、元気にしてた?変わらんなあ」と。地下のがんこ寿司へ移動する前に玄関で集合写真を。手には「祝 旅研 幻の60周年」のカードを持って。

そして、いよいよ宴が始まった。発起人の挨拶のあと、先ず物故者の紹介、並びに黙とうを。次いで、大先輩による乾杯の発声を頂き、歓談が始まった。なにしろ懐かしさが先行して美味しいお料理にお箸が届かない。鹿児島からは森伊蔵の差し入れも。一段落したところで、「では、お一人ずつ近況を含めてひと言頂戴したく思います」と世話人の声。先輩から順に楽しい報告を聞かせて頂いた。やがてお開きの時間となり、再び玄関に出て逍遙歌を熱唱。青春が甦ることとなった。

聞法会館に泊ったメンバーは、翌朝、本願寺のお朝事に参拝。朝食後、本願寺の唐門の前を通り大宮学舎へ。所属していた学部によっては、大宮は初めてという人もいた。

その後、深草学舎へ移動。すっかり変わった学舎に目を見張り、ウッドデッキに座ってしばし眩しいくらいの学生の動きに見惚れる。最後の目的である学食でのランチへ。お財布に優しい品々をトレイに乗せ、美味しくご馳走になり、再会を期して解散となった。合掌。