徳川家光の代(1623-1651)に創立。開基は大洲恩和尚。 2度の火災により寺録は焼失しているが、門徒大隈家の家録に「徳川家康の姫、蓮池初代藩主鍋島直澄に嫁がせし際、三河の国より随行は数十名の供侍、寺田を寄進し大洲恩和尚を迎え臨済宗安福寺を建立し菩提寺とした」と記されているという。 火災により堂宇も焼失したが、山門は現存し古色を放つ。無住の時代もあり、荒廃していたが、真教寺(現:佐賀市蓮池町蓮池)の弟興譲法師が入寺し、昭和20年(1945)に臨済宗から浄土真宗本願寺派へ転派した。(『佐賀百寺巡拝』より)
[佐賀] 熊谷 法明 クマガイ ノリアキ
文学部 1979年卒 吹奏楽部