旧・妙見街道沿いに立つ如来寺は、約360年の歴史をもつ。
現在の住職で第十九世となる。
開基以来、浄土真宗の寺院として
地域コミュニティの紐帯の役割を果たしてきた。
当地はこれまでに幾人もの篤信の念仏者を生み出してきた土地柄である。
その伝統を一日でも長く継続させていきたい。
お念仏の声が響く本堂でありたい。
仏法をお聴聞する場でありたい。
それが如来寺の第一義である。
同時に、現在、NPOの運営事務局の役割も果たしている。
高齢者福祉を中心とした公益活動のためのNPOである。
また、本堂で落語会を開くなど、
少しずつ敷居を低くしている最中である。
これまでよりも広い範囲の人々が
足を運んでもらえるお寺を目指していく所存である。
[大阪] 釈 徹宗 シャク テッシュウ
文学研究科 真宗学専攻博士課程修了 1989年卒 信楽 峻麿ゼミ