安楽寺の開基は、元和二年(1616年)、大内氏の家臣・仁保加賀守弘政の裔、仁保宗哲、出家して法名釈行宗に由ります。 元和二年六月廿七日、木佛・寺号を賜りました。従来、米町(現在の京町)に在りましたが、大正五年二月に現在地、寿和ノ山(上富野)に説教所を開設し、昭和廿七年に疎開のため本堂・庫裡とも現在地に移転、本堂を建立しました。 昭和六十一年七月、開基三百七十年を機に本堂・門信徒会館・納骨堂・庫裡全面改築、昭和六十二年六月落成、十一月落成慶讃法要を厳修しました。
[福岡] 仁保 一正 ニホ カズマサ
文学部 仏教学科 1974年卒