寺院

浄土真宗本願寺派 瑞松寺

東淀川区小松3丁目12-20

阪急京都本線 上新庄駅から0.7km

06-6328-0641  06-6321-1698

https://www.kitamido.or.jp/kyomusho/kk_jiindata/%E7%91%9E%E6%9D%BE%E5%AF%BA/ 

 楠正成の末えいといわれる明道和尚が建立した浄土真宗本願寺派のお寺で、山号の涙池山は鎌倉時代のこと、平景清が誤って伯父を殺してしまい涙にむせびつつ池で血刀を洗ったという故事に基づくそうです。  また、この寺では昭和初期まで、全国的に名の知れた“狸の吸い出し薬”を売っていました。説話によると、江戸時代、村人に追われた狸がこの寺に逃げ込んできたのを住職がかくまってやったところ、お礼にと皮膚病を治す薬の処方を教えられました。これが“狸の吸い出し薬”と呼ばれて大評判となり、遠方からも買いに来られたといわれています。  現在もお寺には散歩帰りの方が立ち寄られたり、夏休みには本堂で子供会の1泊会が行われたりと、地域の方々に親しまれています。(「広報ひがしよどがわ」平成13年8月号に掲載)

[大阪] 野村 康治 ノムラ コウジ
文学部 1981年卒