寺院

浄土真宗本願寺派 小倉御坊 永照寺

永照寺は雲龍山と号し、浄土真宗本願寺派(西本願寺)に属する寺院です。この寺の開基は釈道證で、本願寺第八世蓮如上人によって剃髪しています。道證はもと村上大炊允道定と称し、豊前国蓑島の塁をあずかる武将でしたが、応仁の乱に加わり、摂津国川中島の戦で傷を蒙り、溝杭仏照寺に於て加療中、蓮如上人の巡化に遇い発心出家してその弟子となりました。明応4年(1495)9月28日、本願寺実如上人より本尊を下附され九州に下国し、当時一寒村に過ぎなかった小倉津に草庵をいとなみました。

[福岡] 村上 顕(法名 慈顕) ムラカミ ケン(ジケン)
文学部  真宗学科 2001年卒