2022年9月掲載
※所属・役職・記載内容等は掲載時期のものです
福助
山村 剛 さん
卒業年:1990年、卒業学部:法学部
所属サークル:野外活動認定同好会
所属ゼミ:森ゼミ
山村 直美 さん
卒業年:1990年、卒業学部:文学部
所属サークル:野外活動認定同好会
所属ゼミ:高島ゼミ
ラーメン 福助についてはコチラから
仕事の都合により平成8年に大分県湯布院に移住する事となりました。その後12年間の湯布院勤務の後脱サラをして平成20年に湯布院町内に小さなお店を夫婦で開店しました。
当初は独自で開発した県産地鶏を使った地鶏出汁茶漬けまた大阪名物いか焼き等の軽食兼甘味処としてスタート致しました。個人的には九州ではあまり知られていない商品内容なのですぐに大ヒットすると思っておりました。しかし若気の至りと初めての商売で大変苦戦を致しました。なんとかしなければ家族が路頭に迷うと思い、独自開発しました地鶏出汁茶漬けのスープをラーメン用のスープとして改良し勝負を懸けましたところ地鶏ラーメンが完成致しました。
豚骨ラーメン文化である九州の方々に評判となり、地元テレビ局、福岡、山口の放送局に取り上げて頂く事となりました。背水の陣とはよく言ったもので人間、苦戦していても常に前向きに考えていれば好転してゆくものだとこの商売で学びました。
その後インバウンドのお客様にも大評判となり台湾、中国、韓国、特にアジア圏のお客様で毎日大行列となりました。
但しその良い時期も長く続かず、2020年4月頃よりコロナ感染が拡大しインバウンドや日本人観光客も激減致しました。ここでまた人生には順風満帆が続く事などないと教訓を受けました。このコロナ禍が続く現在までは政府の支援金等の援助を受けながらなんとか商売を続けている状態です。ただ商売を始めた頃と同様に常に前向きに考えていましたらあるご縁により、次は大分県産地鶏豊のシャモの養鶏を事業継承する事となりました。このコロナ禍ではありますが女房と長男と共に起死回生を図っております。養鶏業に関してはまだ一年足らずですので詳細はお伝えできませんが、新たな湯布院の観光名産となれる様に最善を尽くすつもりです。
最後に物事は諦めず常に前向きでいれば面白い人生に導いてくれるものだと改めて思いました。
合掌