龍谷賞 2021年

第32回龍谷賞受賞者[2021年11月7日]

龍谷賞

第32回龍谷賞

古谷 正覚 氏
1971年龍谷大学文学部 卒業

【主なプロフィール】
現 職:聖徳宗第7代管長、第130世 法隆寺住職

【受賞理由】
1999年より法隆寺執事長、2019年に管長代務者を経て、2020年に聖徳宗第7代管長、第130世 法隆寺住職に就任され、1400年の法灯を受け継がれた。
特に本年(2021年)は、聖徳太子1400年の大遠忌にあたり、世界最古の木造建築群を始め多くの「国宝」を有する法隆寺住職として、日本初の憲法「十七条憲法」も含め、太子の精神である仏法を大切にされ、また、日本初のユネスコの世界文化遺産に認定された文化財の維持に努められ、広く内外に平和の精神をアピールすることに尽力されている。

龍谷奨励賞

第32回龍谷賞

三木 俊和 氏
2011年龍谷大学法学研究科 修了

【主なプロフィール】
現 職:有限責任事業組合まちとしごと総合研究所 共同代表
京都市伏見いきいき市民活動センター センター長

【受賞理由】
大学院在学中に特定非営利活動法人「きょうとNPOセンター」に就職され、「若者が、地域課題解決に本気で参画できる場の提供」を念頭に、龍谷大学と同センターが協働するプログラムを運営し、年間150名以上の大学生・高校生と共に、地域の課題解決に取り組まれている。深草キャンパスのある地域で、卒業生と在校生がともに地域づくりに取り組む仕組みを立ち上げ、運営し続けられている。

龍谷奨励賞

第32回龍谷賞

瀬川 和正 氏
2014年龍谷大学経済学部 卒業

【主なプロフィール】
現 職:鳥取県スポーツ協会

【受賞理由】
トップセーラーの多くが幼少期からヨットを始める中、在学中からヨットを始め、卒業後にレーザー級のトップセーラーへと成長された。レーザー級での東京オリンピック出場を目指していましたが、日本代表選考で敗退後、強靭なフィジカルが要求されるフィン級へ転向して急ピッチで肉体改造に取り組まれ、東京オリンピック代表となった。
その不屈の精神で挑戦する姿は、メディアでも取り上げられ、本学の学生や校友だけでなく、多くの方に勇気と感動を与えた。

龍谷特別賞

第32回龍谷賞

三好 嘉一 氏
1968年龍谷大学経済学部 卒業

【主なプロフィール】
現 職:尺八演奏家 芸名:三好 芫山
 1975年12月 グリーンリボン賞新人賞
 1980年 1 月 大阪府文化祭奨励賞
 1985年 6 月 京都市文化芸術協会賞
 1988年 2 月 グリーンリボン賞演技賞
 1992年 4 月 龍谷奨励賞
 2012年 1 月 京都府文化賞功労賞

【受賞理由】
日本で数少ないプロの尺八演奏家として洋楽器やオーケストラとの競演も多く、幅の広い活動を続け、世界20数ヶ国に於いて日本の伝統文化の紹介、尺八の普及、発展に努めておられる。
また指導者として、京都の他金沢、東京、岡山、松山、ハワイに教授所を開設し「清芫社(せいげんしゃ)」という団体を作り多くの門人を育成されている。近年は邦楽アンサンブル“みやこ風韻”を結成され、団長として多くの方に邦楽のすばらしさを提供すると共に、学校公演等を通じて若年層への普及伝承にも力を注いでおられる。